❄️【冬のぎっくり腰】なぜ冬に急増?原因・症状・予防・自分でできる対処法を徹底解説
2025.12.01
冬になると突然「腰が抜けるような痛み」で動けなくなる――
いわゆる ぎっくり腰(急性腰痛) は、寒い季節に特に増える症状です。
「重い物を持ったわけでもないのに急に痛くなった」
「朝起きたら腰が固まって動けない」
「寒くなると毎年ぎっくり腰になる」
こういった声は冬に集中します。
この記事では
冬にぎっくり腰が増える医学的な理由
誰でもわかるメカニズム
今すぐできる対処法
再発しない生活習慣
を、分かりやすく・深く解説します!
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🔥 1. そもそも「ぎっくり腰」とは?
ぎっくり腰=急性腰痛症の総称で、
一つの原因ではなく、以下のような複数の要因で起こります:
• 筋肉・筋膜・靭帯の損傷
• 関節(椎間関節)の急なロック
• 腰の深い筋肉(腸腰筋)の痙攣
• 椎間板の軽い損傷
急に腰が「ビキッ」となり、
立つ・歩く・前屈み・寝返りが困難になります。
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❄️ 2. なぜ“冬”にぎっくり腰が増えるのか?
冬に急増する理由は主に 3つ。
この3つが重なることで発症リスクが一気に上がります。
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【原因①】気温低下で筋肉が縮み、硬くなる
人間の筋肉は“温度が下がると硬くなる”性質があります。
▶ 冬の体で何が起きている?
• 筋肉が冷えて 伸び縮みしにくくなる
• 血流が悪くなり、疲労物質が溜まりやすい
• 急に動くと筋肉が切れやすい
特に朝は筋肉が一番冷えているため
「朝の洗顔で前かがみになった瞬間に痛める」
というケースが非常に多いです。
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【原因②】暖房と外気温の差で自律神経が乱れる
冬は
外:5℃
室内:20℃
など 温度差が大きい季節。
この急な変化は、自律神経の切り替えを狂わせます。
▶ 自律神経が乱れるとどうなる?
• 筋肉が無意識に緊張する
• 血流が落ちる
• 腰の深い筋肉(腸腰筋)が固まる
冷え+自律神経の乱れ=
ぎっくり腰の最強コンビとなるのです。
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【原因③】年末年始の疲労・姿勢の乱れ
冬は生活習慣が乱れやすい季節でもあります。
• 大掃除
• 荷物の持ち運び
• 長時間の座り作業
• 忙しさによる睡眠不足
• 運動不足
これらが蓄積し、腰に負担をかけます。
▶ 特に多いパターン
• 年末の大掃除中
• 雪かき
• 帰省移動の長時間運転
• 座りっぱなしの仕事
「疲労が溜まった状態で冷える」
これが冬のぎっくり腰の特徴です。
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🔍 3. 冬のぎっくり腰は“2種類ある”
冬特有のぎっくり腰は、大きく分けて以下の2パターン。
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① 筋肉の“固さ”が原因のぎっくり腰
寒さや血流不足で筋肉に小さな損傷や炎症が起きるタイプ。
▶特徴
• 寝返り、起き上がりで痛い
• 前屈・反らす動きで痛みが増える
• 朝が特に痛い
運動不足の人に多い。
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② 関節が“急にロック”するぎっくり腰
腰の椎間関節が急に詰まり、
関節の“引っかかり”で動けなくなるタイプ。
▶特徴
• 立ち上がる瞬間に「ビキッ」
• 横に動くと激痛
• 腰よりもお尻が痛いことも
座りっぱなしの人に多い。
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🛠 4. 【今すぐできる】冬のぎっくり腰の正しい対処法
ぎっくり腰は「やってはいけない」対処法をすると悪化します。
ここからは 即効でラクになる方法 をまとめます。
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①楽な体勢をつくる
一番痛みが緩む姿勢にするのが重要。
おすすめは
• 仰向けで膝を曲げる
• 横向きで丸まる
無理に伸ばさないこと。
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② コルセットは短期間だけ使う
初期の痛みには効果的。
ただし常時使用すると筋力が低下するため、3〜5日を目安に。
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③ 歩ける範囲で“ゆっくり動く”
完全に安静にすると筋肉が固まり悪化します。
痛みが許す範囲で
• 立つ
• 歩く
• 体勢を変える
など軽い動きを取り入れる。
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🧭 5. いつ病院・整体に行くべき?
以下の症状がある場合は早めの受診が必要。
• 足にしびれがある
• 痛みが強く日常生活に支障が出ている
• 排尿・排便に異常
• 痛みが3日以上改善しない
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🛡 6. 冬にぎっくり腰を“二度と繰り返さない”ための習慣
ぎっくり腰は再発率が高く、80%が繰り返すとも言われています。
冬に特におすすめの予防法を紹介します。
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① 起床前に布団の中で腰を温める
カイロではなく 湯たんぽ・電気毛布の余熱 が最適。
筋肉を温めてから起きると“朝のギクッ”を防げます。
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② 腰ではなく「お腹(腸腰筋)を温める」
実は腰を支えているのはお腹の奥の筋肉。
カイロを貼るなら
へそ下5cmあたり が最も効果的。
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③ 冬は“歩く量”を意識して増やす
歩かない → 筋肉が固まる → 冷えでさらに固まる → 発症
この悪循環を防ぐ。
1日 5,000〜7,000歩 を目安に。
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④ 湯船にじっくり浸かる
冬はシャワーだけだと筋肉が回復しません。
15分〜20分、ゆっくり体を温めることで
血流が改善し再発予防になります。
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⑤ 同じ姿勢を30分以上続けない
座り仕事の人は特に危険。
• 仕事中は30分に1回立つ
• 車の運転は休憩を挟む
• スマホは顔の高さで見る
これだけで腰の負担は大きく減ります。
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🧩 まとめ:冬のぎっくり腰は「冷え」「血流」「姿勢」で起こる
冬は
• 筋肉が硬くなる
• 自律神経が乱れる
• 生活習慣が悪化する
という条件が重なり、ぎっくり腰のリスクが高くなります。
✔ 冬にぎっくり腰にならないために大事なのは
• 筋肉を“冷やさない”
• 同じ姿勢を続けない
• 冬こそ動く習慣を作る
• 朝はしっかり温めてから動く
「冬になると毎年ぎっくり腰を繰り返す…」という人は、
日常の小さな習慣を変えるだけで劇的に改善できるのです!
この冬はぎっくり腰ゼロで過ごしていきましょう!!!