😴 寝溜めはダメ!疲れが取れない本当の理由と正しい睡眠のとり方【専門解説】
2025.12.15
「平日は寝不足だから、休日に寝溜めすれば大丈夫」
そう思っていませんか?
実はこの “寝溜め”という習慣こそが、疲れが取れない・眠れない原因 になっているケースが非常に多いです。
この記事では、
• なぜ寝溜めがダメなのか
• 寝溜めをすると体で何が起きているのか
• 寝不足はどう解消すべきなのか
を、睡眠医学・自律神経・体内時計の観点から、
誰でも分かるように詳しく解説します。
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🔥 結論:人間は「睡眠を貯金」できない
まず結論から。
睡眠は貯められません。
寝溜めは、疲労回復どころか「睡眠リズムを壊す行為」です。
その理由を、順番に見ていきましょう。
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🧠 なぜ寝溜めはダメなのか?3つの科学的理由
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① 体内時計が狂う(最大の原因)
人間の体には 体内時計(サーカディアンリズム) があり、
「寝る時間・起きる時間」を基準に、
ホルモン・自律神経・体温をコントロールしています。
▶ 寝溜めで起きること
• 休日に昼まで寝る
• 起床時間が2〜3時間以上ズレる
• 月曜の朝が異常につらくなる
これは、時差ボケと同じ状態。
一度ズレた体内時計は、
元に戻るまで 2〜3日かかる と言われています。
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② 深い睡眠が減り、質が下がる
睡眠には
• 浅い睡眠
• 深い睡眠(ノンレム睡眠)
があります。
寝溜めをすると、
• 眠りが浅くなる
• 途中で目が覚めやすい
• 寝たのに疲れが残る
という現象が起きます。
▶ 理由
長時間寝ることで、
睡眠圧(眠気のエネルギー)が一気に下がるため、
本来必要な深い睡眠が減ってしまうからです。
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③ 自律神経が乱れ、眠れなくなる
寝溜めをすると、
• 夜になっても眠くならない
• 布団に入っても寝付けない
• 頭が冴える
といった 入眠障害 を引き起こします。
これは、
交感神経(活動)と副交感神経(休息)の
切り替えがうまくいかなくなるため。
結果、
「疲れているのに眠れない体」 になります。
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😵 寝溜めをしている人に多い症状
以下に当てはまる人は、寝溜めの影響が出ている可能性大です。
• 休日に10時間以上寝る
• 月曜の朝が特につらい
• 平日は寝不足
• 寝ても疲れが取れない
• 夜に寝付けない
• 眠りが浅い
「寝溜めしないとやっていけない」
という人ほど、悪循環に入っています。
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🛌 正しい寝不足の解消法(寝溜めの代わりにやるべきこと)
では、寝溜めをしないとどうやって回復すればいいのでしょうか?
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✔ 方法① 起きる時間を一定にする(最重要)
睡眠改善で一番大切なのは
「毎日同じ時間に起きること」。
寝る時間よりも、起床時間の固定が優先です。
休日も
平日+1時間以内に起きる
これだけで体内時計は安定します。
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✔ 方法② 平日の睡眠時間を「少しずつ」増やす
いきなり2時間増やすのではなく、
• いつもより15〜30分早く寝る
• それを数日続ける
これが最も体に負担の少ない方法です。
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✔ 方法③ 昼寝は「15〜20分」まで
どうしても眠い場合は短時間の仮眠を。
• 時間:15〜20分
• タイミング:13〜15時
30分以上寝ると、夜の睡眠に悪影響が出ます。
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✔ 方法④ 寝る前の行動を固定する
人は 「ルーティン」で眠くなる 生き物です。
• 入浴
• ストレッチ
• 深呼吸
• 照明を暗くする
この流れを毎日同じにすることで、
自然と眠気が出るようになります。
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✔ 方法⑤ 朝に光を浴びる
朝の光は、体内時計をリセットする最強のスイッチ。
• 起きたらカーテンを開ける
• 曇りでもOK
これだけで夜の眠りが変わります。
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🚨 それでも寝溜めしてしまう人へ(注意点)
どうしても寝不足が続いている場合、
• 慢性的な睡眠不足
• ストレス過多
• 睡眠障害
の可能性もあります。
1ヶ月以上、
• 寝ても寝ても疲れる
• 眠れない日が続く
場合は、専門家への相談も検討してください。
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🌙 まとめ:寝溜めは「回復」ではなく「リズム破壊」
寝溜めがダメな理由
• 睡眠は貯金できない
• 体内時計が狂う
• 自律神経が乱れる
• 深い睡眠が減る
正解は
• 起床時間を固定
• 少しずつ睡眠を整える
• 短時間の昼寝
• 朝の光
睡眠は「量」ではなく「リズムと質」。
寝溜めをやめるだけで、
眠り・疲労・集中力は確実に変わります。
ぜひ睡眠の質を根本的に変えていきましょう!!
こちらに睡眠についてのコラムも載せているのでぜひ読んでみてください!